奥三河とは

愛知県東部の静岡や長野と隣接する山間エリアです。4つの市町村からなるエリアで、いずれの町も愛知県内では最も自然が豊かな場所です。山間部でありながら人が住んでいた歴史は古く、縄文時代の遺跡が残るエリアもあります。高齢化や人口減が進むエリアではありますが、移住した若者たちの活動によって盛り上がっている地域でもあります。奥三河にあるものをもっと広めたい、と活動・発信が続けられています。新東名高速道路開通によって名古屋や東京方面からのアクセスが抜群に良くなったこともあり、これからますます盛り上がってくる地域の一つになるはずです。

新城市

奥三河の入り口に位置する市で、愛知県でも2番目の面積のある町です。そのうち8割は森林であり非常に自然が豊かです。その自然を活かしたスポーツが盛んで、自転車・トレラン・ラリー・クライミング・カヤック・SUPなどの種目に親しむ人が訪れています。また、長篠・設楽原の戦いが行われた場所や1300年前から続く湯谷温泉など歴史的にも有名な場所です。

東栄町

人口3,000人の町ですが、移住者がとても多い町です。移住者の多くは東栄町にあるものを受け入れて、ありのままの暮らしを楽しみながら東栄町の良さを広げる活動をしています。移住者がさらに移住者を呼ぶ、素敵な繋がりが生まれる場所です。もちろん自然豊かで綺麗な川で育つ鮎は日本一を取ったこともあるくらい美味しいのです。歴史も古く、800年も続く花祭りという伝統的なお祭りもあります。

設楽町

町の9割が森林で貴重な原生林が今も残るエリアもあります。現在設楽ダムの建設が進んでおり、これからダムを中心に新たな取り組みが進むことが期待される町です。名古屋圏からのアクセスがしやすくバイクのツーリングで訪れる人も多い町です。愛知県の主要な河川の源流が設楽町にあるため、綺麗な水が豊富で、その水を使った日本酒「蓬莱泉」の酒蔵があります。

豊根村

愛知県で最も標高の高いエリアで、茶臼山高原には愛知県唯一のスキー場があり、冬になると多くの人が訪れています。高原の気候を生かしてトマトなど農産物の生産が行われています。人口わずか1,000人の愛知県で2つしかない村の1つですが、チョウザメの養殖からキャビアを作るチャレンジが行われて町おこしに取り組んでいます。